皮膚科医の教えるお肌のブログ ~自分らしいお肌で生きよう「わたしの皮膚治療」ブログ~

ニキビが出たときのクレンジングのポイントは?

クレンジングの際に陥りがちな5つのチェックポイントを挙げます。

普段の自分のクレンジングとポイントを比較してみましょう。

1.クレンジング剤の選択が間違っている?

当然ですが油はニキビの大敵です。

クレンジング剤は油性のタイプは使わないようにしましょう。
使うならジェルタイプやフォームタイプのものを。

2.メイク落としの使用量が少ない?

使用量が少ないと摩擦が大きくなり、
にきびによくないです。

普段より量を多めに使ってください。

大切なあなたのお顔のためです。
ここはケチらない方がよいです。

3.強くこすり過ぎている?

こすり過ぎるとそれがニキビへの刺激になります。
かえって悪化してしまいます。

クレンジングをなじませる際の「強さ」が大事です。

右手の、人差し指、なか指、くすり指の3本の指先で、
左手の手の甲をこするように押してみて下さい。
そこで皮膚にしわがよるようだと強すぎです。

しわができない強さで、たっぷり量を使って
なじませてください。

4.長くこすり過ぎている?

なじませるのを止めるタイミングも大事です。
しっかりなじませようとするあまり、
いつまでもこすってしまう方もいます。

これも刺激になってしまい逆効果です。

メイクとクレンジング剤がなじみ、
手のすべりが軽くなったところがやめるポイントです。

5.メイクを落とす順番が間違っている?

自分のクセになっている順番ってありますよね。

ポイントメイクを後に落とすと、メイクの色素が拡がってしまいます。

目やくちびるなどのポイントメイクは先に落とします。

以上、とても簡単にチェックできると思います。

あなたがメイクを落とすときの「クセ」を自分自身で知ることが大切です。