病院からもらうお薬の袋をよくみると
飲み方のところに、
「内服(ないふく)」と書いてあることもあれば
「頓服(とんぷく)」「頓用(とんよう)」と書いてあることもあります。
この違いは何でしょうか?
「内服」とは簡単に言えば「定期的にお薬を飲むこと」です。
「頓服」「頓用」とは、「症状が出たときに、臨時で飲むこと」です。
例えば、「朝と夜、食後に飲んでください」とか「毎食後」というのは、
定期的に、飲むタイミングが決まっているので「内服」です。
また、「発熱時」「頭痛時」「お腹が痛いとき」など、
症状が出たときに、そのタイミングで、臨時に飲む場合は「頓服」となります。
我々医師や看護師は、お薬を渡して説明するとき、
ちゃんと区別して使うことが多いです。
ですからついつい、私たちは「患者さんも知っているだろう」と思って
「このお薬は頓服ですので」などと説明してしまうことがあります。
この言葉を知っておくと、
医師や看護師、薬剤師さんからの薬の説明を受ける時もわかりやすくなります。
また、お薬を沢山もらってきて、どれをいつ飲むのかわからなくなるときもあります。
そんなとき、この言葉を知っておくと、お薬の袋をみて区別できます。
覚えておくと役に立つと思います。