数年前の話しになりますが、
ある女性の患者さんから
こういうお話をいただきました。
『うちの子が進路相談の3者面談で突然、
「あやし皮膚科の先生のようになりたい」
と言って、”医学部を志望する”、
と言ったんです。びっくりしました。』
この方のお子さんも、当院(あやし皮膚科クリニック)
を受診したことがあったのですね。
こんなことを、
言っていただいたのは初めてだったので、
正直びっくりしましたが嬉しかったです。
自分の働いている姿が、自分より若い世代の方の人生に
何らかの良い影響を及ぼしたのであれば、
これほど嬉しいことはありません。
診療中でしたが、
なんだかじーんとして、涙ぐんでしまいました。
感動しながらも、
「そっかー、若い世代の人達は
大人をそういうモデルとして見ることもあるんだなぁ」
としみじみ感慨にふけりました。
ちょっと大げさですが、
私たち大人が、若者にあこがれられるくらい
生き生きとしていれば、
日本の未来も明るくなるのかも知れませんね。
私も、
「最近、自分があんまり人生を楽しんでないなぁ」
「生き生きと働いていないなぁ」
と思って悩んでいました。
そんなときに出会ったのがこの本。
読んでみて、救われました。
この本を読んだところ、
自分が楽しみながら、生き生きと
生活する姿を思い出すことができました。
この本のよいところは、
仕事を辞めたり、引っ越ししたりとか
そういう大がかりな変化を
起こさなくてもよいところです。
今の生活パターンを崩すことなく
一歩一歩できることから、
人生を楽しむきっかけを与えてくれます。
この本の著者に一度会ってみたかったですが、
早くに亡くなってしまっていたのが残念です。