恐ろしい後遺症「帯状疱疹後神経痛」にならないために(1)
帯状疱疹前回までで、帯状疱疹の典型的症状についてお話しました。
https://watashi-no-hifu.com/?p=59/
今回はその後遺症についてです。
「帯状疱疹後神経痛(PHN:post herpetic neuralgia)」
とは、
帯状疱疹の皮膚の症状が治ったにも関わらず、
数か月あるいは、数年、数十年にわたり、「神経痛」だけが残ってしまうことです。
ちょっとした「ピリピリ感が残る」程度の方もいますが、
「電撃が走るようなビリビリした痛み」で眠れなくなったり、
通常の日常生活が送れなくなるほどの方もいます。
痛みが続き、うつ状態になる方もいます。
患者さんは痛みを
「やけるような」「刺すような」
「電気が走るような」「締め付けるような」と表現します。
病変部を軽く触れただけで痛みや違和感を感じる方もいます。
通常の痛み止めの内服薬で改善しない場合は、
麻薬の内服薬を使用したり、神経ブロック注射をしたり、治療に難渋します。
治療はときに、数か月、数年と長期間に及ぶこともあります。
この後遺症ができるだけ出ないようにするには、どうすればよいのでしょうか?
続きはまた次回お話します。