~自分らしいお肌で生きよう~「わたしの皮膚治療」ブログ

皮膚科医の教えるお肌のブログ

この病気って皮膚科なの?(2)

その他

前回は、

「この病気って皮膚科なの?(1)」

というお話をしました。
https://watashi-no-hifu.com/?p=76/

さて、今回もそのお話のつづきです。

何科に行けばよいのか迷った場合の参考に
してみてください。

・【口唇ヘルペス】

口唇ヘルペスも皮膚科の担当です。
口唇ヘルペスに見えて、そうではないこともあります。

また、違う病気に見えて、口唇ヘルペスであることもあります。
くちびるもやはり皮膚科の担当です。

・【蕁麻疹(じんましん)】

全身に虫刺されの時のような、赤くポコッとふくらんだ発疹がでます。
また、それらがつながって地図のように大きく赤くなることもあります。

じんましんで、内科を受診する方も多いようですが、
じんましんに見えてじんましんではない病気もあります。

一度皮膚科医に診断をうけた方が、安心できると思います。

・【帯状疱疹】

痛みを伴う、赤い水ぶくれが体の半分側に集中して出現する病気です。
発疹が治ったあとも神経痛が残る

「帯状疱疹後神経痛」

という恐い後遺症があります。

できるだけ早く、皮膚科を受診して
お薬をもらうようにすると、後遺症になるのを予防できます。

・【ニキビ】

「ニキビくらいで皮膚科受診していいんですか?」

患者さんからよく受ける質問です。
ニキビは尋常性座瘡(じんじょうせいざそう)という
れっきとした皮膚の病気です。

思春期であっても、大人になってからの吹き出物であっても、
構いません。

皮膚科では沢山の種類の塗り薬や飲み薬があります。
市販の塗り薬はあまり効果がないものが多いようです。

・【円形脱毛症】

円形脱毛症に関わらず、髪の毛の悩みも皮膚科の担当です。
塗り薬、飲み薬、注射などたくさんの治療法があります。

・【AGA(男性型脱毛症)】

AGAとは、ひと言で言えば、加齢による脱毛のことです。

某お笑いコンビがテレビで頻繁にCMをしていますね。

その脱毛が円形脱毛症なのか、年齢による脱毛なのか、
カビの繁殖による脱毛なのか、などなど・・・、

皮膚科では脱毛の原因を判別することができます。

加齢による脱毛、つまりAGAであれば、
脱毛を止める飲み薬があります。

日本人の9割以上に効果がありますので、
「髪が薄くなってきたな~」と思う方は、
一度皮膚科でご相談ください。