~自分らしいお肌で生きよう~「わたしの皮膚治療」ブログ

皮膚科医の教えるお肌のブログ

内服と頓服って違うんですか?

その他

病院からもらうお薬の袋をよくみると
飲み方のところに、

「内服(ないふく)」と書いてあることもあれば

「頓服(とんぷく)」「頓用(とんよう)」と書いてあることもあります。

この違いは何でしょうか?

「内服」とは簡単に言えば「定期的にお薬を飲むこと」です。

「頓服」「頓用」とは、「症状が出たときに、臨時で飲むこと」です。

例えば、「朝と夜、食後に飲んでください」とか「毎食後」というのは、
定期的に、飲むタイミングが決まっているので「内服」です。

また、「発熱時」「頭痛時」「お腹が痛いとき」など、
症状が出たときに、そのタイミングで、臨時に飲む場合は「頓服」となります。

我々医師や看護師は、お薬を渡して説明するとき、
ちゃんと区別して使うことが多いです。

ですからついつい、私たちは「患者さんも知っているだろう」と思って
「このお薬は頓服ですので」などと説明してしまうことがあります。

この言葉を知っておくと、
医師や看護師、薬剤師さんからの薬の説明を受ける時もわかりやすくなります。

また、お薬を沢山もらってきて、どれをいつ飲むのかわからなくなるときもあります。
そんなとき、この言葉を知っておくと、お薬の袋をみて区別できます。

覚えておくと役に立つと思います。